あるバスツアーで立ち寄った長野県大町市の商店の店先で、本が入った段ボール箱を発見しました。張り紙をよく見ると、「街中図書館」と書いてあります。最初は、その店のサービスだと思いましたが、説明を聞いて、商店街全体で取り組んでいることだとわかりました。
街中図書館
街中図書館は、大町市の下仲町商店街の11軒・23ヶ所に設置されています。「こんな段ボール箱だけど」と言いいながらも、うれしそうに話してくださったのは、塩入家具店の方です。
本を借りる時にも返す時も記録や手続きがありません。気軽に利用できるシステムだと思いますが、本がなくなってしまうことはないのかと、心配になりました。「戻らない場合もありますが、ほとんど戻ってきますよ」とのことでした。また、返す場所もどこでも良いし、貸出期限もありません。家で不要になった本を入れていくこともできます。
図書館の近くにはベンチも置いてあり、その場で座って読書をする姿も見かけました。
世界中を旅するブッククロッシング中の本
また、「先日はこんな本を持ってきた方がいるんですよ」と言って紹介してくださったのが、「ブック・クロッシング Book Crossing 中」と書かれたラベルが貼られた本でした。この本を持ってきた人もたまたまこの場所を訪れ、声をかけて本を置いて行ったのだそうです。
小さな組織でやっていることかと思っていたら、世界的な活動でした。参照:
ブッククロッシングとは
小さな街の街中図書館と、“世界中の街中を図書館に”と呼びかける「ブッククロッシング」。活動範囲の大きさは全く違いますが、取り組んでいる人と利用する人の気持ちに違いはないはずです。