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『女児陪我去留学』を読んで

中神万紀子2007/08/04
題名を見て、私はすぐこの本に興味を持ちました。それは私が似た体験を持っていたからです。読み進んで行くと、様々な思い出が走馬灯の様に蘇り、有意義な時間を過ごさせていただきました。
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編:段躍中<br>
出版社:日本僑報社<br>
定価:1900円+税<br>
編:段躍中
出版社:日本僑報社
定価:1900円+税
 題名を見て、私はすぐこの本に興味を持ちました。それは私が似た体験を持っていたからです。読み進んで行くと、様々な思い出が走馬灯の様に蘇り、有意義な時間を過ごさせていただきました。

 例えば、ご主人の研究留学の為、1年間スタンフォード市で過ごした方の作文がありました。私共家族も20数年前、主人の研究留学の為、サンタクララ市で1年を過ごしました。両市はサンフランシスコの衛星都市で地理的に近く、気候も似通っています。しかし前者は有名な大規模校。後者は、当時の米国では最も安全と言われた田舎町の小規模校です。学校や生活環境等、相違点がかなりあるという事でした。

 今から3年前、下の息子は1年間北京大学へ留学しました。その間にと、私も民族大学に短期留学をしましたので、息子はその間、正に「児子陪我去留学」を体験しました。

 「中国の父との交流」と言う作文を読んだ時、私は北京でお世話になったご夫妻の先生方を思い出し、感慨無量になりました。私は滞在中、毎日先生のご自宅へ通って授業を受けました。北京市民の生の生活に触れる事ができ、何度も親子で家庭料理をご馳走になりました。又先生は、息子の補助の先生(北京の父母)も引き受けて下さいました。勉強の事、生活面の事、誕生日を祝って下さったりなど等、本当にお世話になりました。

 私と他の人達の体験とは、似ていたり違っていたり。同じく子供を連れて外国体験をしたと言っても、娘と息子の違いは抱腹絶倒ものです。でも健気さという面で、息子も頑張っていたのだなと見直しました。何年も経って日常の忙しさの中に埋没してしまうと、いつの間にか感激も薄れて、思い出すことも少なくなっていたようです。

 この様な本を読んで多くの体験に触れ、自分の過去を見つめ直すと言うのは、とても貴重で素敵な事だと思います。ともすれば忙しくて、自分を見失ってしまいがちな現代人にとっては、必要不可欠な企画の本と言っても過言ではないと思います。

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